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ひとりごと 「ながしそうめんパーティとソーメン太郎」 2002/07/11登録

そーめん太郎

 「ソーメン太郎」、1996年7月、私の誕生日に職場の同僚から戴いたもの(上記写真)である。毎年夏になると、これを引っ張り出して子供達とワイワイ言いながら流しソーメンを楽しんでいる。実に庶民的で慎ましい楽しみであるが、子供達がとても喜ぶので良いとしている。
 この装置(というほど大げさではないが)は、乾電池でモーターポンプを駆動させサイドから水を吸い上げ一方方向にはき出すことにより右回りの水の流れが出来て、ソーメンが流れるというもの。氷などを一緒に流すと涼しげで心地よい。うまく水流を作るポイントはソーメンと水の量のバランス。どちらも多すぎるとよどみが出来る。
 中央の浮島(中洲か)のようなものは、駆動スイッチと薬味を置く皿になっている。実際のところ、ここに刻みネギとかおろし生姜などを置くと、どうしても水の中に落ちるので具合が良くない。
 インターネットで検索してみると、石川県の鹿野漆器株式会社というところの製品らしいことがわかった。webを見てみると、どうもここの製品の傾向とは違和感を感じるのであるが、季節限定のものらしい。まあなんにしても、最低6年ほど前から存在していた製品と言うことである。値段は5000円ほどか。プレゼントであるのでわかりませんが。

 さて、本題にはいる。私は怒っているのである。
 表題に「ながしそうめんパーティ・・・」とあるが、これは実は製品名で正確には「ハローキティながしそうめんパーティ」というらしい。玩具メーカーのタカラの製品である。 定価は6800円、発売は2000年9月。累計30000個の出荷し現在も販売中。
 これが、前出の「ソーメン太郎」とまったく同じアイデア、同じ構造、スイッチの位置まで同じ、水の放出口も同じ、丁寧に薬味まで載せる皿まである(具合よくないのにね)、ハローキティがついて値段だけは高いという代物である。
 まあ、よくある話である。鹿野漆器株式会社との関係はわからないが、OEMというのかなんだか知らないが、そんなものがあるのだろう。明治維新以後、日本は真似ることで発展してきたのである。真似ることから物事を覚え成長することは否定しない。だから、盗んだのか真似たのか、そんなことに怒っているのではないのである。

 ではなにか。小学館の雑誌「DIME」、2002年7月18日号45ページ。特集記事、「ヒット商品の芽は社内アイデア公募制度にあり!」にこの「ハローキティながしそうめんパーティ」が掲載されている。ここで、07(イニシャルだと思ってください)なる商品開発担当26歳が1999年8月にこの製品の企画書を提出して製品化されたと写真入りで紹介されているのだ。丁寧に企画書の写真まである。企画書を見ると、形状はハート形であり、これは水が流れない(当たり前だ)ということで楕円形になったようである。
 説明書、パッケージデザインも手がけたとのこと。しかし、99年ですよ。タカラでは、半期に1度、「タカラの宝」と称してアイデア発表会を開催しているとか。まあ、07さんは、まったくこういった製品を知らずにハート形のアイデアをこれだ!とひらめいて応募したかもしれませんが、できあがったものは明らかに同じ製品。いろいろ企業同士のなんかがあるかもしれませんが、こういった特集記事に堂々と登場してしまうのはいかがなものか。恥ずかしくないのですかね、「社内アイデア公募制度」ですよ。企業の姿勢が問われますな。道義的責任、企業倫理。どんなものでしょうか。

2005/1/3追記

 鹿野漆器株式会社のホームページを見ると、「そーめん銀河伝説」という新商品が発売されている。詳細は不明であるが、新商品というまでもないような気がする。